前回工事をした業者にご自宅の屋根塗装を見積もり依頼し、数カ月が経過している状況でした。
見積を催促をした際に、打ち合わせと違う提案内容になり、少し不信感を抱いたので依頼する事に迷いが生じた。
近隣で弊社が屋根改修工事をしていたのはご存じで、気になっていた為今回は弊社にご依頼いただきました。

・ご依頼背景を察すると、見積作成を急ぎ提出する必要がある。
・10年後の建て替えを視野に入れているお客様なので、耐久年数が長い塗料よりもコスト重視の提案が必要。

【現調所見】
・スレート表面全体に、前回の塗料の剥離症状が見られた。
・ドローン診断の映像を見ても、はっきりと防水切れの症状がわかる。
・一部スレート瓦自体にヒビが入り破損している。
・防水切れによりスレート素地にコケの繁殖あり

・費用と工期を抑えるため大屋根のみ塗装（下屋根は塗装しない）を提案
・スレートの表面の劣化状況が悪く、通常工程では10年持たないと判断し、下塗に使うシーラーを2種類に増やす。（表面を補強するシーラーと上塗り材と強く密着させるシーラー）通常の工程より1工程増えるが、最も重要なポイントであることを提案
・下屋根は足場無しでの補修が可能なので、今後の定期診断を通して、計画する。

・足の不自由なお母さまが外出時は車いすなので、車いすが安全に通れるようにいつも以上に養生などの配慮。
・日中はお母様だけの在宅なのでお茶出しなどお気遣いは事前に辞退
・日中は不在になるお宅なので、夕方に進捗報告を行う